2015年9月アーカイブ

 

鹿児島の「川内原発」は再稼働、いよいよ商業運転に入った。


予想された事とは言え「安保関連法」国会で足踏みして居た「原発再稼働」の流れが近く再浮上する事は間違いない。
恐らく今の政治体制が大きく変わらない限り、原発推進派に追い風が吹くのは間違いないと思う。

私は原発と言う手法そのものには、全否定派では無い。(エネルギー政策のひとつとしては有りだと思う)

ただ、

  ① 1基当たりを巨大化してしまった為、リスクも巨大化した現行原発での再稼働
  ②  使用済燃料(核廃棄物)処理問題をなおざりにしたまゝの再稼働


には、明確に反対する立場である。
 

そう言う観点から見た現状の「柏崎刈羽原発」は規模の上で、日本でも1・2を争う原発で、首都圏電力の供給原を目指して作られた施設、この巨大化した施設では、東日本大震災クラスの地震・津波の再来に耐えられると言う保証は疑わしい。

   ◆ 柏崎刈羽原子力発電所 (google Map より) 
柏崎原発.JPG

   ◆ 柏崎刈羽原発から30km 圏エリア 概略(目安)
柏崎原発MAP 1A.jpg

  (講談社発行ブルーブックシリーズ「日本の原子力施設全データ」(2012-2-20版)より)


福島の原発でも、計算上は安全だったはず・・・想定外の規模の災害と言うが、過去の歴史では貞観地震(869年:平安時代)と言う震源地も地震の規模・津波の規模も東日本大震災に非常に似ている地震が記録や被害地の調査結果等で実際に起きていた事が知られていた。にも係わらず、原発設置に当って調査・分析した形跡が無いとの指摘もある。
   (もしそうだとすれば、「想定外の災害・・・」の言い訳は論外であろう)

地下水脈が縦横に走る土地に現在の様な巨大な施設を作るのでは、いくら耐震規格を満足させたからと言っても所詮人間の考えた想定内のもの、制御不能・想定外の事態になっても他の方法で速やかに安全対処出来る大きさ・規模に絞る必要がある。
“福島の事故”はその現実を、様々な現象で見せつけている。

事故のトリガーは【地震】と【津波】であるが、それ以降の問題は人為的に予防できる現象。
【福島に見るこれからの原発設置で考えるべき主な問題点】は、例えば

  ・ メルトダウン対策  ・・1基辺りの燃料が多すぎて炉底を突き破る現象が出た。
                 本来なら有ってはならない現象、対策が軟弱だった。
                (想定外と言うにはあまりにもリスクが大き過ぎる)

  ・ 冷却(汚染)水漏れ・・・施設が巨大化する程パイプの総延長が延び、長さに比例
                して、冷却水漏れのリスクは増大する。

  ・ 地下水脈への汚染水漏れ・・・これについては過去の教訓・想定がなかったのか?
             ・・・そもそも、原発設置検討時に地下水脈の把握をして置く
                べき事と、万一の為の対策を施して置くべき事が教訓。

  ・ 施設が巨大   ・・・大きくなる程、耐震構造・事故対応が難しくなる

  ・ 汚染物質拡散情報のリアルタイムな公開
             ・・・季節風と近隣都市への拡散情報が後手後手で不審を買った

  ・ 広範に汚染レベルの高い汚染物質を撒き散らした結果
             ・・・故郷を離れざるを得ない人々、汚染風評被害で喘ぐ農林魚業、
                未だ先の見えない被災者達は、津波の被害の何倍も重荷を背
                負わせられているのが現状と言える。

 

もしも【柏崎刈羽原発】で  真冬に【福島原発】相当の事故が起きた場合


 【積雪が福島の被災地の数倍の「上越・中越」を中心に季節風に乗った汚染物質が撒き散らされる】
 事が想定される。(魚沼市・南魚沼市も、間違いなく被災地域になるでしょう)

     厚い積雪に降り積もった汚染物質は、春先に濃縮されて地域一帯に流れ出す。
     これは福島の被害とは異なり、より甚大な被害が推測出来る。


悪い事に越後山脈で上昇した雪雲が、上・中越に折り返して雪となって降る事から、この地域へは汚染物質が二重に降り積もる事になり、単純に30km 以上離れて居れば安全・・・なんて論理は成り立たない事を知って置く必要がある。
また、雪道の避難行動も、福島のケースと違い秩序ある避難が出来れば別だが現実には困難を極める事が予想される。
 

そんなワーストケースを考えると、今のまゝの【柏崎刈羽原発】再稼働  は、数十万人以上の人生を苦境に落し入れ、莫大な負債を負うリスク が有る事を考えなければならない。
 

私の考える原発は、【人間が容易に制御できる範囲の小型化が望ましい】と考えており、1,000戸~10,000戸単位程度の規模の電源供給を基本として原発を分散して作るのであれば耐震構造も津波や地震対策が取り易いはずである。
更に、最悪の場合でも様々なリスクをより小さい範囲に収める事が出来るでしょう。

複雑にプレートのぶつかり合う日本の大地には  揺れても 安全・【コンパクトな原発】こそが必要と、思っている。

現実に、原子力潜水艦や人工衛星で小型原子炉を稼働して制御も殆んど問題無く運用されている実績がある。
従って、技術的には実現可能な話である。勿論、建設コストなど巨大な物を1基作るのと、小さな物を多数作るのでは、合計は大きな物1基の方が安いかも知れないが、事故・災害に対するリスクと安全性では極めて有利になるはずで、数多く設置する必要があると言う事は、建設コストも低くなる可能性も大きい。
 

② の核廃棄物処理については、やはり政治的に透明性のある処分方法をまとめないと問題が残る

 

しかし、今のまゝだと必ず、現状設備の早期再稼働の次なるターゲットとして急浮上するだろう。

その際、原発再稼働の是非を問う論議が、今国会の「安保関連法案」の様に、満足な安全検討も無く数の論理でゴリ押しされない様に、今から備えて置く必要があると思う。

 

政治的な事については他の人にお任せするとして、次回からは「地盤」「地形」の観点から現状の【柏崎刈羽原発の安全性】を再確認して見よう!

今は夏から秋への端境期(ハザカイキ)、あと数週間で紅葉シーズンに突入だ!

そんな端境期の9/1(火)、世間一般とは違うけど久し振りの休日でTVを眺めていたら、

    【“八海山”、銀座のホテルとコラボで女性客向け宿泊サービス企画!】

と言う二ユースが流れた。 (TV東京、L4 you プラス と言う二ユース番組)

2015.09.01 -002 八海山&ホテルのコラボ (TV東京・L4you).jpg

2015.09.01 -003 八海山&ホテルのコラボ (TV東京・L4you).jpg

そう、『八海山』は八海山でも故郷の「酒造メーカーのブランド名」の『八海山』であった。

 

 

話題 1 ・・・ 銀座で泊って、八海山を堪能(女性限定)

その『八海山』と、銀座のホテル『三井ガーデンホテル・銀座プレミア』がコラボレーション企画
として、女性客向けの宿泊サービスを始めたとの事。(2016/3末迄)

2015.09.01 -007 八海山&ホテルのコラボ (TV東京・L4you).jpg2015.09.01 -009 八海山&ホテルのコラボ (TV東京・L4you).jpg

2015.09.01 -011 八海山&ホテルのコラボ (TV東京・L4you).jpg

女性ルームにはスパークリング仕立ての日本酒・八海山の他に、八海山をイメージしたデザインラベル「シャンプー、ボディソープ、洗顔クリーム等もセット」で準備してあるとの事。

それにしても、このラベルデザイン、城内育ちの私には一目で分かる、感動モノだ!(さすが、城内育ちの「八海山」目線)

霊峰・八海山(200名山のひとつ)から流れ出る「宇田沢川」の様子が簡潔にデザインされている。

参考迄に、今春の写真と見比べてみて下さい。

2015.04.28G _121 故郷の山 【八海山の春】.jpg

 霊峰・八海山から流れ、旧城内地域を貫き魚野川に流れ込む【宇田沢川 (うだぞう川)】
(雪解けの頃、今でも両岸には所処にアズマイチゲの群落が咲いていて、残したい自然だ)

 

 

 

話題 2  ・・・ 小さな旅で、八海山の岩峰

小さな旅:言う迄もなく、NHKの日曜朝8時からの自然・伝統文化などをテーマにした長寿番組。

その「小さな旅」で、この地域としては2回目の放送が有った。

1 回目は4~5年前、晩秋の八海山に2~3回目の降雪があり、里もいよいよ根雪が来ると言う、
冬直前の12月上旬、八海山麓の山口集落を中心に冬に備える為の【秋仕舞い(冬支度)】をテー
マとした【小さな旅】が放送された。  (写真はその放送のひとコマ)

 この地方には古くから、「八海山に3度雪が降ったら里にも根雪が来る」との言い伝えもある。

小さな旅・秋仕舞い.jpg

 

今回は山の上【八海山の岩峰】・・・“霊峰”と呼ばれる由来の修験道【八ツ峰】がテーマ。

取材は7月との事でしたが、地元に居る人さえも中々寄せ付けない、主稜の岩峰を辿る山旅8月
30日の放送で見せてくれました。
 山好きの私でしたが、主稜コースは2回しか行った事が無い、岩稜経験の無い人は巻道を!
   それ位、準備・体力なしでは危険なコースが続く場所。
(昨年も滑落事故2件ありとの事)

とは言え、八海山は我等に取っては『心の山』、この岩峰を晴れた日には毎日眺めながら育った山
なのである。

その山が今回の「小さな旅」で放映された。

2015.08.30 -001 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

 

以下、番組の進行を追って画面(TV画面写真)を抜粋して紹介しましょう。

   ◆ 登山口城内・上原付近からの八海山
2015.08.30 -011 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

 

   ◆ 八海山ロープウエイで4合目迄 
2015.08.30 -013 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

 

   ◆ 山頂駅前(4合目)登山口付近
2015.08.30 -015 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

2015.08.30 -014 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

   ◆ 地元のオシドリ夫婦、ご主人81歳・奥様75歳との事、歳もびっくりだが、
      12年前に仕事をリタイアして八海山登山を始め、今日で440回目との事
2015.08.30 -016 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

   ◆ 薬師岳(9合目)から千本檜小屋と、八ツ峰最初の地蔵岳2015.08.30 -017 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

 

こゝで、城内方面からの八ッ峰がどんな風に見えるかイメージして置くと参考になるでしょう。

   ◆ かってNHKドラマ『天地人』放映の頃作成した写真(拡大して見て下さい)
八海山 -  008上原からのズーム.jpg

        ※    八つ峰の最高峰「大日岳」の標高は1720m、八海山(全体)の
                 最高峰「入道岳」(大日岳の右側)の標高は、1778mです。

   ◆ 『天地人』でオープニング画面に使われた地蔵岳山頂シーン
2010 大河ドラマ 【天地人オープニング】.jpg

  主人公・直江兼続役の妻夫木聡さんが登ったと知って、一時多くの女性ファンが押し
  掛けたとの話も聞いた。(こゝ迄は容易に登る事が出来る為)

話を元に戻しましょう。

   ◆ 八ッ峰2つ目の不動岳から振り返った風景
           (手前から、地蔵岳・千本檜小屋・薬師岳)
2015.08.30 -018 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

   ◆ 不動岳山頂、こゝから先左奥の八ッ峰が鎖場・ハシゴが続く難所となる
2015.08.30 -020 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

2015.08.30 -019 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

2015.08.30 -005・6 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

    ◆ 摩利支岳からの下り2015.08.30 -021 八海山 (NHK・小さな旅).jpg
2015.08.30 -022 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

   ◆ 大日岳最後の登り
2015.08.30 -024 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

   ◆ 大日岳 山頂 (八ツ峰の最高峰=1,720m)2015.08.30 -030 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

2015.08.30 -032 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

2015.08.30 -031 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

2015.08.30 -034 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

   ◆ 大日岳からの遠望(西側:城内方向)
2015.08.30 -039 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

   ◆ 大日岳からの遠望(東北東側:越後駒ヶ岳~南南東側:入道岳)
2015.08.30 -041 八海山 (NHK・小さな旅).jpg

 

 「小さな旅」はこゝ迄で、この後は巻道ルート経由で千本檜小屋迄戻り、ロープウエイ経由で下山
  したであろう事を、地蔵岳山頂で夕陽を浴び、ほら貝を吹く山伏のシーンで終わっている事が示唆
  している。

  下記【グレートトラバース 2】の 田中陽季氏 はこゝ大日岳から入道岳(大日岳下りの鎖場を下り
  れば入道岳迄岩場は無い)を経て左に見える尾根筋沿いに(途中右にカーブして)中ノ岳に行く事
  になる。
      【誤記訂正】 2015.09.15
              上記、「入道岳を経て左に見える尾根筋沿いに・・・」と書いたアンダーラインの部分
              実は尾根ひとつ間違えていましたこゝ大日岳から見えない、もうひとつ向う側の尾根
              でした。 訂正の上、お詫び致します。
          (中ノ岳へは先の五竜岳で左に分岐し少し右カーブしながら下って痩せ尾根に取り付く)

   ◆ 八海山~中ノ岳への分岐ルート (カシミール3Dより)
カシミール 八海山から五竜岳.JPG

   ◆ 関連地図(越後三山と二百名山・荒沢岳周辺・・・カシミール3Dより)
グレートトラバース2(八海山から平ケ岳1280).jpg

 

  ただ、このコースは痩せ尾根のアップダウンが続く上、アプローチが長く体力と高い登山技術 が
  求められる。
 (特に、普通の人には八海山➡中ノ岳ルートは逆ルートの1,3~1,8倍の時間が掛かると言われてる)

   単独行上級者リーダーの居ないパーテー体力の無いメンバーの居るパーテー  は入山しない事。

   特に八海山から中ノ岳方向へのルートは総合的に登りとなり天候によっては上級者でも避けるべき
   ルートになる / 越後三山を縦走するなら、越後駒ヶ岳 ⇒ 中ノ岳 ⇒ 八海山  のルートがお薦め

 

下記【グレートトラバース 2】では、「八海山」⇒「中ノ岳」⇒ 兎岳 ⇒「荒沢岳」と踏破する。
因みに荒沢岳の北側は銀山湖で、こちらの斜面は湖岸に沿って巨大な岸壁が続いている。
この屏風の様な人を寄せ付けない岸壁から幾筋もの沢が流れ出ている様を見ると、昔の人が「荒沢岳」
と名付けた事にも納得が行く。
紅葉の時期、銀山湖の湖岸を走るとひと際目立って荒々しい山肌と紅葉と湖水のコラボレーション
楽しめて美しいですよ!

 紅葉 : 9月末頃~10月15日頃迄・・今年は集中豪雨の後の為道路情報は必ず事前確認の事!

 

 

 

話題 3 ・・・ グレートトラバース 2(200名山シリーズ)

 

 ※ 9月12日(土)BSプレミアムの「第2集・東北~新潟編」で放送の予定。

          因みに、第1集は「北海道編」で放送済。 【 八海山~中ノ岳】は第2集、12日放送分に入る
             放送時間は午後9時~11時迄の約2時間。

 

   ◆ 取材風景:ブログ仲間の昇氏が投稿していたワンシーンを借用(8/3 八海山4合目にて)
15.08.02-1.jpg

 

       走者は 昨年の「日本百名山ひと筆書き~グレートトラバース1」と同じ『田中陽希』氏。

   掲載ブログ詳細は、昇page 参照 : http://hakkaisan-photo.com/non/2015/08/post-119.html

 

   NHK・BSの番組HPも参照すると、コースやこれからのスケジュールなど詳細が見られますよ!

        まだ許可を頂いて無いのでHPにリンクは差し控えますが、タイトル名とURLを下記して置きます。

                タイトル :   日本2百名山ひと筆書き~グレートトラバース2

                 URL      :    http://www.greattraverse.com/project.html

  このスケジュール表を見ると、5月29日に2百名山最北の、北海道・暑寒別岳(北海道の尾瀬と
  言う人も居る「雨竜沼(雨竜湿原)」から見るとちょうど「尾瀬ヶ原から見た至仏山」をイメージ
  させる山)をスタートして、八海山~中ノ岳は 8月3日(26及び27座目)、今日9月7日現在
  は「山梨県・乾徳山(49座目)だったそうです。  

  田中陽希氏 及び 撮影スタッフ達の 驚異的な体力・精神力に、唯々感服させられている。

※ 写真、画像は縮小されています
 必要に応じクリックして拡大表示して下さい

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