「桃園川について」、こちらに若干まとめてあります。
天沼1丁目方向からの支流-桃園川最長の支流
「暗渠の迷宮」とも言うべき桃園川沿線で、最も長く、一貫してそのつながりも理解しやすく、主要な支流と言える「天沼1丁目支流(仮称)」を、おそらく本流からの分水地点近くから、桃園川緑道への合流まで辿る。
このコースは、荻窪・阿佐ヶ谷の谷の北端部を通っており、これが桃園川水系の最北水路だと思われる。
地形図
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撮影Map
確認できる最上流部
場所としては東京都杉並区天沼1丁目37の地点。
道路から住宅街に水路跡と思しき道が入り込み、結構広い暗渠道が続く。ここから上流部方向に痕跡は、今回確認出来ていない。一応ここを最上流部とする。
桃園川本流からの分水路か?
下流部の水路跡から察して当時相当な水量を持つ有力な支流だったと思われるが、ただ地形的にこの辺は谷地でもなく、湧水の雰囲気もその記述も見当たらない。40メートル程南を流れている本流から分水されていたか、或はこの上流延長方向800メートル程の所にある天沼弁天池から直接水を得ていたか? いずれにしてもここより上流部の水路痕跡は見当たらなかった。
広い暗渠道
有力な支流であっただろうことを推測させる。
金太郎の車止め
杉並区の暗渠・緑道の至る所に見られる。
僅かな間、コの字が谷住宅街に入る。道路の舗装もそのようになっている。
コの字終了
前方、左方向に
阿佐ヶ谷中央公園、二つの水路の分岐
「中央公園」と言う割にはささやかな公園だが、おそらくここで水路は二つに分岐し、公園の左端と右端に沿って流れる。
天沼1丁目からの支流(本流)は左(東)側に行く。右に曲がる支流(細流)はこちら。
二本の支流の更に右(西)側には桃園川本流が走っているので、幅100メートル程の間に3本の用水が並行して流れていたことになる。
阿佐ヶ谷中央公園東側に沿って
玉の湯
桃園川探索者にとって、一つのランドマークで有るらしい。
暗渠(かっての水路)と銭湯はいわば付き物。廃湯を水路に流していた。かっては水路に沿って多数の銭湯があり、その廃湯で水路は湯気が立っていたとのこと。今その数は激減している。
一般道風な所から細い暗渠道に
突き当りを右に
JR中央本線をくぐる
ここから中央本線に沿って140メートル程右(西)、桃園川本流が同じく中央本線をくぐる。
杉並学園脇(右)を通る
一般道的雰囲気から、暗渠へ
やや曲折を経て
桃園川本流へ合流
桃園川緑道内手橋付近で、桃園川本流(緑道)に合流。
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