ここ関東平野で、春一番の 山野草の花園(群生花)と言えば、「フクジュソウ」「ニリンソウ」「アズマ
イチゲ」等、そして【カタクリ】が思い浮かぶ。
約1週間前、自宅から車で1時間(平日・渋滞時間以外)位の距離にある、東北自動車道・佐野SAの
東側の丘陵地【三毳山(みかもやま)】に行って来た。
そう、関東でも良く知られた【カタクリ】の 群生地 なのです。
ただ異常気象のせいか寒い気温の続く今年は、花の季節としてはまだ早すぎるかも知れないとは思って
いたが、『開花直前』と言う状況でした。 (撮影日、3月7日)
カタクリの現状
◆ 鑑賞用木道より・・・・今回一番開花が近そうな株(まだ蕾が固い)
※ ニラみたいな緑の葉は「キツネノカミソリ」の葉、夏にはこの花の群生も壮観
(曼珠沙華の仲間で、7~8月頃黄色い小さな日光キスゲの様な花が咲く)
◆ 平均より少し花芽(蕾)が伸びているカタクリの株
平均的には蕾が出始めて見えるか見えないか位の株が多かった
まだ、枯葉の下に隠れている株も大量に有った様でした。
三毳山 (みかもやま)公園
◆ 【三毳山公園】周辺図 Googie Map より (写真をクリックすれば拡大出来ます)
〇 案内図の下部に東口入口が有る。 (最大のカタクリの群生地はここからが近い)
〇 群生規模の大小は有るが、公園のあちこちの雑木林などに植生が見られる。
〇 高速道路で来る場合は東北自動車道・佐野藤岡ICを降り、R50号線を「小山・
水戸」方面に向かって登り道となり、登り切るとすぐ左側に【道の駅みかも】が有
る。 ちなみに、道の駅から【三毳山公園・南口】も繋がっていて入る事も出来る。
注:【三毳山公園・南口】から【カタクリ群生地】迄は歩くかシャトルバスとなる。
カタクリ群生地へ直行する場合は、道の駅の信号から一つ目の信号を「岩舟」方面
へ左折すると、行く手左側に【三毳山公園・東口】が見えて来る。(左右が駐車場)
〇 電車で行かれる場合は、両毛線「岩舟」が最も近いが、電車の本数は少ない様です。
東部佐野線の「佐野市駅」又は 東部日光線「静和駅」からタクシーが便利でしょう。
尚、最盛期には主要駅からのシャトルバスが有るとも聞いた事があるが未確認です。
今回の順路
◆ 入口のシャトルバスのバス停付近
「河津桜」と表示は付いて居たが、寒い為か「梅」の花みたいだ (2~3分咲き位)
◆ アズマイチゲ (太陽が差しこんでいれば花が開いて居たと思う)
◆ カタクリの園分岐点(第一の東屋・左後ろ)・・・ 右へ川沿いに登る
◆ 第2の東屋に向かう川沿いの道 (正面に東屋の屋根が見える)
◆ 第2の東屋から登って来た道を振り返った風景 (右、カタクリの園へ)
◆ 第二の東屋から【カタクリの園】鑑賞用木道を見上げる (水平に見える木道)
寒さと咲き始めで花が少なく、撮影位置のせいで正面からの花が撮れなかった
◆ 鑑賞用木道(中央部)から第2の東屋方向を見下ろした光景
カタクリも群生しているが、キツネノカミソリ(緑の葉)が勢力を伸ばしてる?
◆ 【観賞用木道】・・・この木道の上下が一番の群生地 (木道は行き止まりです)
※ 緑色の葉が繁っている所は「キツネノカミソリ」、夏には花で黄色く染まる
◆ 落ち葉だけの様に見える所も、良く見ると下の写真同様に小さな芽生えがいっぱい出てた
ご覧の通り、まだ満足に咲いて居るカタクリは一本も見る事は出来ませんでした。 残念!
が、今週あたりから咲き始めるでしょう、またニリンソウもアズマイチゲも今からがシーズンです。
なお、最盛期は、恐らくあと2~3週間後からで、4月上旬位迄はこの斜面がカタクリの紫で敷き
詰められる事でしょう。
(現在は落ち葉に隠れている株も、恐らく今出ている株数以上に有ると思われます)
ネットで「三毳山」「カタクリ」「画像」のキーワード検索すれば過去の多くの綺麗な群生画像が
見られます、一度検索して見て下さい。 そして、実際に行って見る事をお薦めしたいと思います。
◆ 帰路、池が見え始めた頃 雑木林の小枝を渡り歩く小鳥が居た
名前は知らないが、せわしなく飛び回る姿が可愛いくて1枚!
【 余 談 】
冒頭で「河津桜」の写真をお目にかけましたが、樹木表示は「河津桜」でしたがどう見ても梅の花
にしか見えず、念の為ネット検索で花を調べたら、本場伊豆半島の河津の桜とはかなり変形した花
弁では有ったが、寒冷地では変形して来たのだろうとも解釈できる花が多数見つかった。
従って、河津桜の仲間には間違い無さそうなので、本稿では「河津桜」として扱った。
河津桜の検索中メジロと桜の写真が多数あり、中にほのぼのとしたユニークな写真があり感動!
目の保養に1枚借用、皆さんにも紹介したいので掲載しましょう。
なお、作者の方にお断りしておりませんので、もしご本人様からお申入れが有った時は、
削除致しますので悪しからずお願い致します。(営利目的ではありませんのでご容赦を)
コメントする