7/26、今年初めてミンミンゼミの鳴き声を聞いた。 場所は勤務先の群馬県伊勢崎市、駅は太田市の方が近い境界地域です。
関東地方は梅雨明けが早かった割に、ミンミンゼミの出現は平年並みの様な気がする。 ニイニイゼミはかなり以前に聞いて居たのだけれど?
それでは本題に入りましょう。
私の 「故郷」 は新潟県南魚沼市。 その中でも 越後三山 のひとつ 「八海山」 の山懐、【城内】と呼ばれる地域(下図の〇印の所)です。
恐らく私に限らず同郷のほとんどの人達の幼い頃は、ウサギを追う事は無かったであろうが、カジカ(魚はカジッカとも言った、美声のカエルも同名だった)やヤマメ・イワナ・アユ、トンボにセミ・カブトムシなどを追いかけて育ち、仰ぎ見ればいつもそこには 【八海山】 がそびえていた。
当然、小・中学校共に校舎から雄大な【八海山】を仰ぎ見る事の出来る位置にある。
だから私達の小・中学校時代は 【八海山】 と共に育った、と言っても過言では有りません。 八海山の麓には【学校林】もあり、年に1回、丁度今頃の季節だったと思うが、その杉林(当時はまだ10年未満の若い低木林)の下草刈りも学校行事のひとつでした。
従って、私達に取って 「八海山」 は世界遺産になった「富士山」以上の存在だと言えます。
そんな心に刻まれた ふるさとの山 【八海山】 も、見る方向・場所・時間・季節などに依って、まったく違った表情を見せてくれる。
今回は 【八海山】 にこだわって、そんな風景を幾つか違う方向から眺めて見たいと思います。
(これまでの投稿で使用した写真も何枚か出ますが、悪しからず、ご容赦を願います)
1.まずは我等が見慣れた「城内」エリアからの【八海山】
♦ 春の風景・・・・・田植え直前の田圃と残雪の八海山 (雨上りの夕刻:実家の兄撮影)
♦ 春・田起こしの頃・・・・・上の写真の季節より約3~5週間前(撮影場所も違います)
♦ 八海山スキー場、ロープウエイ駅・駐車場からの八海山「八つ峰」
(杉の木に絡んで咲いているのは藤の花) ・・・・・ 5月
♦ 八海山の山容イメージ 1 ・・・・・城内口2合目登山口の案内図
最近では、「八つ峰」の岩峰のみを【八海山】と勘違いされている地図(下記地図を含む)やガイドブック・ネット書き込み等が見受けられるが、我々は昔からこの山の【山容全体】を【八海山】と呼んで居た。
つまり、主要ピークで言えば左から「薬師岳」・「地蔵岳・不動岳・七曜岳・白河岳・釈迦岳・摩利支岳・剣ヶ峰・大日岳」・「入道岳」を左右に広げた裾野で支えた山容全体を【八海山】と呼び、八海山信仰のご神体となっています。 (因みに、八海山の最高地点=標高は 1,778m が公称値でその頂きは 「入道岳」 です)
なお、右に見える 「 阿寺山 」 は、八海山の裾野ですが、一般的には八海山のピークとしては数えません。
従属山群の一つとなっています。
♦ 鬼の面山(オニノツラ:左手前の山)からの八海山・・・川は八海山を源流とする「宇田沢川」
私達が子供の頃は左側・鬼の面の岩場に川の流れが突き当り、大きなプール(淵)を作って居て、夏休みになると毎日ここに来て、泳いだりヤマメやイワナ・カジカ(魚)を捕って遊び、夕方は鬼の面山でヒグラシが大合唱をする迄時間を忘れて遊び、夕暮れのカジカ(カエル)が鳴き始めると家路に付く。 そんな日々が思い出される。
この下流(後方)300m位の所に現在の城内中学校(昔は小学校も併設)がある。
2.城内エリアから離れて!
♦ 今回の対象エリア ・・・・・ 青い〇印が主な撮影スポット
2-1 国道17号線~余川
♦ 「庄ノ又川」より・・・・・左:4月上旬(かなり湿度が高い)、 右:5月下旬
♦ 上記右と同じ時に撮影 : ズームアップ (上越線の電車も写したかったのだが・・)
2-2 魚沼スカイライン ( R253・発箇峠 ~ R353・十二峠 )
※ 実は、見晴台からの方向ではあるが、もっと上空からの写真ですので悪しからず。
♦ 魚沼スカイラインにて ・・・・・ タムシバ (別名:ニオイコブシ ・・・ 5月)
※ 開花して半日から1日経つと花びらに傷やシミが出来てしまう為、遠くからは綺麗に
見えても中々満足できるアップ写真を撮らせてくれない花です。 別名の通り、素晴
らしい香りがする。 (コブシは殆んど香りが無い)
♦ 栃窪峠より ・・・・・ 魚沼スカイライン2つ目の十字路、大沢温泉への降り口
(十日町側へ降りると越後水沢駅方面に出る)
※ 写真は4月上旬、この季節は大抵魚沼スカイラインは通行止め。 この時は、十日町
側から入って、来た道を帰った。 (スタットレスタイヤ装着は必須条件)
♦ 魚沼スカイラインにて ・・・・・ 「三つ葉アケビ」 の花 (5月)
※ 芸術的な、雄花・雌花が共存しているのが面白い。
♦ R353 十二峠(十二峠トンネル出口:石打側)より
(八海山~中ノ岳~金城山) ・・・・・ 5月
2-3 石打~塩沢
♦ 石打花岡スキー場より
左:守門岳~金城山の裾野 右:八海山~金城山の裾野
(金城山の裾野の延長で一番高い所が「坂戸山」、雪渓が残っている所)
♦ 大沢温泉の上手より、・・・・・更に登ると「栃窪峠」に至る
♦ 塩沢より ・・・・・ 5月
(左手前の山の、左端のピークが「坂戸山」)
2-4 五日町~浦佐方向からの八海山
※ この方向からの八海山の写真はネット上からの写真しか有りませんが、参考までに
掲載します。
♦ 五日町スキー場より・・・「雪国ネット様・五日町スキー場ライブカメラ」より
左:初冬の夕方、月の出 右:参議院選擧前日7/21の様子
♦ 浦佐スキー場からの八海山(右)と越後駒ヶ岳(左)、中ノ岳は八海山の真後ろで見えない
左側手前に見える駅は、上越新幹線「浦佐駅」。
(本写真の掲載元データ喪失の為、著作権侵害でしたら削除致します、お申し出下さい)
3. 越後三山
実は越後三山が遠くから見ると八海山に似た形に見える方向がある事を知ったのはおよそ6
年程前の事であった。
八方尾根で出会ったアルピニストから、越後三山が見えると言われ、カメラの倍率(MAX10
倍)を利用して覗くと確かに三ッつのピークが寄せ集まってひとつの山の様に見えた。
しかし、確かに三ッつの山が重なってひとつに見える事は分かるが、どれが八海山か迄は
分からなかった。
その人の説明では左から、 「越後駒ヶ岳」・「八海山」・「中ノ岳」 との事で、 それを聞
いてヒラメイた、 「そうだ、十日町から見た越後三山が、その順序で並んでいた様な?」
「今日の天気ならこれから行っても写せるのでは?」 と言う事で他の予定をキャンセルして
十日町へ直行。
それが、写真として実現したのが下記の写真なのだが、見ての通り「魚沼丘陵」が邪魔をし
て芳しく無い。 とは言え魚沼丘陵が無かったとしたら手前の山が別の邪魔をするかも知
れないのだが、それでも「越後三山」がバランス良く見える場所が有ると考えている。
そんなビュースポットを今も探しているが、中々行くチャンスが無くなって来て現在に至っ
てしまいました。
もし、どなたか探し当てたら是非教えて下さい。
♦ 今迄に見つけたベストバランスの撮影スポットはこゝ、十日町市・鐙坂(信濃川河畔)
♦ もしかしたら、こゝのエリアにベストポジションが有るかも?
今調べて見たいエリアは上記地図の三つの丸のエリア、魚沼丘陵・笠置山周辺ではないかと思って居ます。 が、保証の限りでは有りませんので、念の為。
市境(魚沼丘陵の稜線)から東側(南魚沼市側)は急傾斜地でモロい地質です。 入られる時は、くれぐれもご注意下さい。
考えて見たら秋に故郷へ帰る事が極めて少なかった。 その為、秋の写真が極めて少ない事に、今回探して見て改めて気が付いた。
今回の写真に秋の風景が無い事もそんな理由からだった。 ネットからの借用も考えたが、私の主義に反するので今回は最小限に留める事にした。
その内、機会が有れば、故郷の秋・冬についても写すチャンスを作りたいと思っています。
それと、故郷のみんな! 秋・冬の景色についてはみんなの方がチャンスが多いと思うので 「ちょっと気に入った写真」 だと思うものは、是非≪見せっこ(投稿)≫し会いましょう!
今日は、いろいろの八海山スポット有りますよね。
絶景の時、時間作ってでかけられればいいのですが、
これからは出掛ける時常にカメラ持って行こうと思っているのですが。
私も色々八海山の絶景スポット探します。
これからも宜しくお願いします。
八海山だけでなく、その辺散歩してたらちょっと変わった写真が・・・
なんて時には是非! 見せて下さい。
季節の移り変わりが伝わって来るだけでも、気持が「ホッ」とさせられます。
宜しく!