幻聴だった?【セミ】の声

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あのセミの声、幻聴だったのか?

先日(5/24)、久し振りに茨城・取手市の自宅迄、日帰りで帰宅して来た。

その際、昼過ぎ(13時頃/外気温:約31℃だった)自宅に着きマンションのベランダ側の窓を開けた途端、【ニイニイゼミ】の鳴き声が飛び込んで来た。

始め、まだセミの鳴く季節とは考え難いので気のせい(幻聴かも?)だろうとあまり気にせずに居たのだが、声が途切れたり、強弱が重なってきこえたりする事に気が付き、また幻聴を聞く様な健康面や精神面での要因にも思い当たる事は無く、やはり幻聴では無く【セミ】の鳴き声だと確信した。

改めて耳を澄ますと 聞こえるのは【ニイニイゼミ】1種類だけの声、

   ・ 声の個体数・・・セミの鳴く声の区切りがなどが重なって聞こえる (3匹位と思われる)

   ・ 声の方向・・・・・複数の方向から声が聞こえる (セミの位置に遠近も有ったと思う)

   ※ 【ニイニイゼミ】の場合、単体の鳴き声は一定の音程で鳴く為、個体数が少ない場合は
      声の方向は聞き分け易い

などの事が確認出来た。

我が家は13階建てマンションの10階、ベランダからは河川敷を直下に眺められる河川敷に生えた雑木林やマンション周囲の大小樹木が【セミ】達の集う場所になっているのだが、10年以上住んで居るが今迄に5月からセミの声を聞いた記憶は無かった

確かにこの地域で、例年最も早く鳴き始めるセミは【ニイニイゼミ】であるが、早くても 6月下旬~7月中旬頃で一般的には梅雨明け一番に鳴き始めると認識している人が多い様だ。

それが今年は1ヶ月以上も早く出て来たのだろうか?

最も、職場に戻る際(18時頃)エレベーターや駐車場等で会った顔見知り数人に【セミの鳴き声】を聞いたか否かを聞いて見たが、誰もセミの声など聞いて居ないと言う。
確かに15時を過ぎた頃にはセミの声は聞こえなくなっていた。

もしも空耳だったとしても、何とリアルなセミの声であった事か。
毎日が自宅を離れている今の生活では確かめる術が無いが、自分の耳を信じる事にしたいと思っていた。

 

ところが、一昨日(5/31)1週間振りに朝早くに帰宅して日暮れ迄自宅で用事をしていたが、セミの声は全く聞く事が出来なかった。

もっとも、朝8時頃で外気温(マンション中庭)約25℃、14時頃で約27℃(今日の最高気温)。 確かにセミが鳴き出すには厳しい気温だったかも知れないが ・・・・・・

それとも、私の幻聴だったのか?  正直私自身も、今は半信半疑? と言うところです。

 

野生キジの話

ちなみに一昨日のベランダからの風景(河川敷ゴルフ練習場)では、例年通り、【野生のキジ(雄)】の縄張り宣言の声 しか聞こえませんでした。

   ◆ ベランダからの河川敷風景(東北東方向)
自宅ベランダ(10F)からの風景.jpg

     写真右端から更に30~50m位の位置にゴルフの打ち放し地点がある

このゴルフ練習場をテリトリーとしている雄キジに、毎年私は春~夏にかけて楽しませてもらっている。

キジの寿命は5~8年位と聞く。 私が此処に越して来て10数年だから、もう何世代目かになるのだろうが 3.11のその年もそれからも、毎年変わらずに3月下旬~7月上旬位迄此処に見える範囲~左のゴルフ練習場エリア(約50m程左奥)をテリトリーにしている雄キジが居る。 日差しの強い日中等は写真の中の練習場の中の一本の樹の下や、小貝川沿いの雑木や草の藪の中に居る様だ。

定着している雄キジは、天気のいい日には早朝5時前から【雌キジを呼んだり、テリトリー宣言】の為に “高鳴き” を始める。

大抵の場合、雌キジは5月上旬迄にペアリング(交尾)を終え、5~6月上旬は抱卵・子育てを単独で行い雄キジは全く関知しないらしい。

その為か、雄キジは7月上旬頃迄しっかりとテリトリーを守って、新たな雌キジの来訪を誘い続けている。

もっとも、TVである生物学の先生(大学講座だったかな?)が話していたが、鳥類の場合も結構人間で言えば≪浮気≫になるがペアで子育てする様な夫婦仲のいい鳥でも親子関係を遺伝子レベルで調べると違う父親のヒナを育てている場合が結構多いらしい。
ある地域でのツバメの例では15~16%のペアで違う父親のヒナが確認され、中には3個体以上の父親のヒナが混じっていた巣も数%有ったそうで、キジ等の雌が単独で子育てをする様な鳥の場合、雌は産卵前に複数の雄と交尾して色々な父親のヒナを産むのが普通だそうだ。 これは、強い子孫を残す為に生まれた自然の知恵なんだろうとの事でした。

話を戻して、そんな理由からか一昨日も1羽の雌キジも来て久し振りにペアで見られました

以下、その時(一昨日)の動画撮影から、幾つかのシーンをピックアップして見ました。

 

食事風景


   ◆ イネ科の草が特に好きな様だ (赤マスクが雄、小柄で地味なのが雌)
kiji 012.JPG

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高鳴きシーン A

2016.05.27  【小貝川キジ】 001 A 高鳴き.JPG

2016.05.27  【小貝川キジ】 002 A 高鳴き.JPG

2016.05.27  【小貝川キジ】 003 A 高鳴き.JPG

2016.05.27  【小貝川キジ】 004 A 高鳴き.JPG

2016.05.27  【小貝川キジ】 005 A 高鳴き.JPG

2016.05.27  【小貝川キジ】 006 A 高鳴き.JPG

2016.05.27  【小貝川キジ】 007 A 高鳴き.JPG

2016.05.27  【小貝川キジ】 009 A 高鳴き.JPG

 

高鳴きシーン B

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kiji 061.JPG


因みに雌キジは高鳴きはしません、「クウー」「クウー」と小さい声で鳴く事は有るが、雄の様に高鳴きをする事は全く無い。

 

なお、実際の キジの高鳴きの【声】を聞いてみたい方は こちら(You Tube) クリックして下さい。

今回の撮影に使ったコンパクトデジカメの性能では音源が遠過ぎて収録したキジの音声が小さ過ぎた為、過去ログの【今年も健在「小貝川・ラブストーリー】の音声(you tube)にリンクしました。 悪しからず

 

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