今は夏から秋への端境期(ハザカイキ)、あと数週間で紅葉シーズンに突入だ!
そんな端境期の9/1(火)、世間一般とは違うけど久し振りの休日でTVを眺めていたら、
【“八海山”、銀座のホテルとコラボで女性客向け宿泊サービス企画!】
と言う二ユースが流れた。 (TV東京、L4 you プラス と言う二ユース番組)
そう、『八海山』は八海山でも故郷の「酒造メーカーのブランド名」の『八海山』であった。
話題 1 ・・・ 銀座で泊って、八海山を堪能(女性限定)
その『八海山』と、銀座のホテル『三井ガーデンホテル・銀座プレミア』がコラボレーション企画
として、女性客向けの宿泊サービスを始めたとの事。(2016/3末迄)
女性ルームにはスパークリング仕立ての日本酒・八海山の他に、八海山をイメージしたデザインラベルの「シャンプー、ボディソープ、洗顔クリーム等もセット」で準備してあるとの事。
それにしても、このラベルデザイン、城内育ちの私には一目で分かる、感動モノだ!(さすが、城内育ちの「八海山」目線)
霊峰・八海山(200名山のひとつ)から流れ出る「宇田沢川」の様子が簡潔にデザインされている。
参考迄に、今春の写真と見比べてみて下さい。
霊峰・八海山から流れ、旧城内地域を貫き魚野川に流れ込む【宇田沢川 (うだぞう川)】
(雪解けの頃、今でも両岸には所処にアズマイチゲの群落が咲いていて、残したい自然だ)
話題 2 ・・・ 小さな旅で、八海山の岩峰
小さな旅:言う迄もなく、NHKの日曜朝8時からの自然・伝統文化などをテーマにした長寿番組。
その「小さな旅」で、この地域としては2回目の放送が有った。
1 回目は4~5年前、晩秋の八海山に2~3回目の降雪があり、里もいよいよ根雪が来ると言う、
冬直前の12月上旬、八海山麓の山口集落を中心に冬に備える為の【秋仕舞い(冬支度)】をテー
マとした【小さな旅】が放送された。 (写真はその放送のひとコマ)
この地方には古くから、「八海山に3度雪が降ったら里にも根雪が来る」との言い伝えもある。
今回は山の上【八海山の岩峰】・・・“霊峰”と呼ばれる由来の修験道【八ツ峰】がテーマ。
取材は7月との事でしたが、地元に居る人さえも中々寄せ付けない、主稜の岩峰を辿る山旅を8月
30日の放送で見せてくれました。
山好きの私でしたが、主稜コースは2回しか行った事が無い、岩稜経験の無い人は巻道を!
それ位、準備・体力なしでは危険なコースが続く場所。(昨年も滑落事故2件ありとの事)
とは言え、八海山は我等に取っては『心の山』、この岩峰を晴れた日には毎日眺めながら育った山
なのである。
その山が今回の「小さな旅」で放映された。
以下、番組の進行を追って画面(TV画面写真)を抜粋して紹介しましょう。
◆ 地元のオシドリ夫婦、ご主人81歳・奥様75歳との事、歳もびっくりだが、
12年前に仕事をリタイアして八海山登山を始め、今日で440回目との事
こゝで、城内方面からの八ッ峰がどんな風に見えるかイメージして置くと参考になるでしょう。
◆ かってNHKドラマ『天地人』放映の頃作成した写真(拡大して見て下さい)
※ 八つ峰の最高峰「大日岳」の標高は1720m、八海山(全体)の
最高峰「入道岳」(大日岳の右側)の標高は、1778mです。
主人公・直江兼続役の妻夫木聡さんが登ったと知って、一時多くの女性ファンが押し
掛けたとの話も聞いた。(こゝ迄は容易に登る事が出来る為)
話を元に戻しましょう。
◆ 八ッ峰2つ目の不動岳から振り返った風景
(手前から、地蔵岳・千本檜小屋・薬師岳)
◆ 不動岳山頂、こゝから先左奥の八ッ峰が鎖場・ハシゴが続く難所となる
◆ 大日岳からの遠望(東北東側:越後駒ヶ岳~南南東側:入道岳)
「小さな旅」はこゝ迄で、この後は巻道ルート経由で千本檜小屋迄戻り、ロープウエイ経由で下山
したであろう事を、地蔵岳山頂で夕陽を浴び、ほら貝を吹く山伏のシーンで終わっている事が示唆
している。
下記【グレートトラバース 2】の 田中陽季氏 はこゝ大日岳から入道岳(大日岳下りの鎖場を下り
れば入道岳迄岩場は無い)を経て左に見える尾根筋沿いに(途中右にカーブして)中ノ岳に行く事
になる。
【誤記訂正】 2015.09.15
上記、「入道岳を経て左に見える尾根筋沿いに・・・」と書いたアンダーラインの部分
実は尾根ひとつ間違えていました。こゝ大日岳から見えない、もうひとつ向う側の尾根
でした。 訂正の上、お詫び致します。
(中ノ岳へは先の五竜岳で左に分岐し少し右カーブしながら下って痩せ尾根に取り付く)
◆ 関連地図(越後三山と二百名山・荒沢岳周辺・・・カシミール3Dより)
ただ、このコースは痩せ尾根のアップダウンが続く上、アプローチが長く体力と高い登山技術 が
求められる。
(特に、普通の人には八海山➡中ノ岳ルートは逆ルートの1,3~1,8倍の時間が掛かると言われてる)
単独行や上級者リーダーの居ないパーテー、体力の無いメンバーの居るパーテー は入山しない事。
特に八海山から中ノ岳方向へのルートは総合的に登りとなり天候によっては上級者でも避けるべき
ルートになる / 越後三山を縦走するなら、越後駒ヶ岳 ⇒ 中ノ岳 ⇒ 八海山 のルートがお薦め。
下記【グレートトラバース 2】では、「八海山」⇒「中ノ岳」⇒ 兎岳 ⇒「荒沢岳」と踏破する。
因みに荒沢岳の北側は銀山湖で、こちらの斜面は湖岸に沿って巨大な岸壁が続いている。
この屏風の様な人を寄せ付けない岸壁から幾筋もの沢が流れ出ている様を見ると、昔の人が「荒沢岳」
と名付けた事にも納得が行く。
紅葉の時期、銀山湖の湖岸を走るとひと際目立って荒々しい山肌と紅葉と湖水のコラボレーションを
楽しめて美しいですよ!
紅葉 : 9月末頃~10月15日頃迄・・今年は集中豪雨の後の為、道路情報は必ず事前確認の事!
話題 3 ・・・ グレートトラバース 2(200名山シリーズ)
※ 9月12日(土)BSプレミアムの「第2集・東北~新潟編」で放送の予定。
因みに、第1集は「北海道編」で放送済。 【 八海山~中ノ岳】は第2集、12日放送分に入る
放送時間は午後9時~11時迄の約2時間。
◆ 取材風景:ブログ仲間の昇氏が投稿していたワンシーンを借用(8/3 八海山4合目にて)
走者は 昨年の「日本百名山ひと筆書き~グレートトラバース1」と同じ『田中陽希』氏。
掲載ブログ詳細は、昇page 参照 : http://hakkaisan-photo.com/non/2015/08/post-119.html
NHK・BSの番組HPも参照すると、コースやこれからのスケジュールなど詳細が見られますよ!
まだ許可を頂いて無いのでHPにリンクは差し控えますが、タイトル名とURLを下記して置きます。
タイトル : 日本2百名山ひと筆書き~グレートトラバース2
URL : http://www.greattraverse.com/project.html
このスケジュール表を見ると、5月29日に2百名山最北の、北海道・暑寒別岳(北海道の尾瀬と
言う人も居る「雨竜沼(雨竜湿原)」から見るとちょうど「尾瀬ヶ原から見た至仏山」をイメージ
させる山)をスタートして、八海山~中ノ岳は 8月3日(26及び27座目)、今日9月7日現在
は「山梨県・乾徳山(49座目)だったそうです。
田中陽希氏 及び 撮影スタッフ達の 驚異的な体力・精神力に、唯々感服させられている。
お久しぶりです。
ご無沙汰しておりすみません。
何度見てもあの残雪の八海山と宇多沢川の写真はいい感じですね。上原から撮った写真ですか。
ご無沙汰!
職場と秀一君の住まいは意外と近いのにお互い会えないね。
その内また紅葉狩り(と言うよりキノコ狩り?)にでも行きたいね。
「八海山と宇田沢川」の写真はトミオカホワイトから山口へ向かう道の、昔は
「蕎麦屋」(一時旅館だったかも)だった所の小川が宇田沢へ注いでいる辺り、
この辺からの八海山と宇田沢の風景が好きで、帰省して天気がいいと必ず行っ
て見る場所です。
この日は雪解け水も、そこそこに清流の趣がありアズマイチゲの群落も丁度、
程良く咲いてラッキーなワンシーンだった。
来年、カタクリのシーズンに帰る事があったら是非行って見て下さい。
天気良ければ、多分こんな風景が見られると思う。