仕事柄、通常の休みはカレンダーの日曜日(土曜・祝祭日は関係無く)しか休みが無い私には、ワン・デイ・ドライブ等その日の内に帰れる範囲での制約が有る為、同行メンバー構成やルートの渋滞具合などを予想しながら旅を楽しんでいるが、そんな私が行けそうで、中々行けなかった【尾瀬】に無理なく行ける事になり、友人2名と行って来ました。
実施日は9月7日。 行き先は【大江湿原~尾瀬沼】。 ルートは新潟県側から入って御池・沼山峠から。
◆ アクセス MAP (会津高原ふるさと推進協議会「会津高原GUIDE MAP」より抜粋)
◆ 檜枝岐付近イメージMAP (同上、「会津高原GUIDE MAP」より抜粋)
◆ 御池~沼山峠~尾瀬沼周辺図 (「御池ロッジ案内パンフレット」より抜粋)
と、地理的イメージを描いて頂いた所で、本題に入りましょう。
入山ルート ( 沼山峠口 )
尾瀬へ入るルートは幾つも有るが、アプローチが楽な入山口としてはは今回の「沼山峠口」か「鳩待峠口」が一般的なルートでしょう。
◆ 尾瀬全体図 (同上、「御池ロッジ案内パンフレット」より抜粋)
※ これ以上リサイズすると文字データが読めなくなる為、画像サイズを大きくしてます。
携帯やスマートフォンでは表示出来ない機種があるかも知れませんが、悪しからず。
この、他の入山口(群馬側では大清水・富士見下、福島側では御池・小沢平、等)は「尾瀬ヶ原」又は「尾瀬沼」へたどり着く迄のアプローチが長く、普通の人に日帰りは難しい。
また、水芭蕉・ニッコウキスゲなどの季節なら「鳩待口」から入って田代十字路付近迄行って来れば日帰りでも十二分に楽しめるのだが、草紅葉にも時期が早く、花も一番少ない今頃の時期、早朝・夕暮れ時の風景も見られずに単調な湿原を歩くだけの日帰りコースは魅力に欠ける。
そんな訳で、「湿原歩きも出来て、尾瀬沼も見られる」そんな最短コースの「沼山峠」を入山口とした。
なお、今回のルートは関東圏から車で日帰りするにはあまりお薦め出来ないルートです。
(ただし、交代運転手が居れば問題は無いでしょう)
長距離運転によく行く若い人ならまだ体力・気力で何とかなるだろうが、50歳以上の人や普段あまり長距離運転をしない人の一人運転では特に帰路の安全面を考えるとお薦め出来ない。
(どのルートを回っても往復で、約600km位の距離がある)
例え交代要員が居ても、帰路については1人で2時間以上の連続運転は止めましょう。
自覚は無くとも2~3時間以上の山歩きは、無意識の疲れに依る注意力散漫に繋がり、事故に直結する。
尾瀬へ
Ⅰ. 御池まで
9/6夜、熊谷にも近い私のマンション(宿所)に友人が集まり9/7、朝3時15分マンションより
車1台で出発。 (前夜から出発時、強めの雨天・・・尾瀬の天気予報も、午前中雨/午後曇り)
それでも、天候回復にささやかな希望をかけて我等は出発した。
3:15AM発→伊勢崎IC→関越自動車道→小出IC→枝折峠→R352→御池着(9:00AM頃)
(雨は小出ICを出る頃から曇り/時々小雨に変わり、御池に着く頃には少し青空が出て来た)
このルートについては私のブログ「紅葉と百名山、眺めてゆったり白銀の湯」又は「心の道・奥只見
シルバーライン 錦秋」が参考になるでしょう。
Ⅱ. 沼山峠、そして尾瀬へ
御池発(9:25AM)→沼山峠着(9:40AM)
・・・御池でほゞ晴れて日差しも出て来た (快晴の予感)
◆ 沼山峠バス停より・・・・右の看板と小屋の間が尾瀬沼への登り口
※ 今朝までの雨と、天気予報のせいか、殆んど登山者も居ませんでした。
ここで、お詫び!
上の写真と、これ以降の写真は同行者2名のご好意に依る提供で構成されています。
え! 「お前の写真はどうしたのか?」って?
・・・・・
実はドジって、カメラを沼山峠の帰り、シャトルバスの中に置いて来たらしいんです。 (涙涙!)
(シャトルバスの中で荷物の整理をした時忘れたらしい)
ザックの中に入っているものと思って居た為家に帰るまで気付かず、翌日TELで調べてもらったが
後の祭りでした。 (「恐らく後で乗ったお客が持って帰ったのだろう」との事でした) 残念!
とは言え、こうしてブログが書けるのも友人のおかげ! 2人には重ねて感謝している。
さて、本題に戻りましょう。
◆ 沼山峠出発 (9:55AM)・・・・石積の階段状の道を登ると、木道の登りが続く
◆ しばらく木道を登った後、ここから下りが始まる・・・日差しが強くなって来た様だ
◆ 今回、沼山峠~大江湿原までの間にはこの様なリンドウが数多く見られた
(気のせいか、少しスリムで小型の様だった。 もしかして、記憶のものと別種?)
◆ 大江湿原の始まり ・・・・ 天気も更に回復、空の青さが感動的
◆ 湿原の名前の由来、大江川
・・・川の両側の青い花はトリカブト、右の白い(細長い)花はサラシナショウマ
◆ いよいよ尾瀬沼が見えて来た ・・・・ 右手奥にヤナギランの丘も見えてきた
◆ 本道を外れ、ヤナギランの丘に向かう ・・・・ 7~8月にはヤナギランが咲き乱れる所
旧沼田街道を自動車用にする計画が持ち上がった時、尾瀬貫通道路開削による破壊から
尾瀬沼~大江湿原等の自然を守った長蔵小屋の3代目・平野長靖(ひらのちょうせい)
氏や平野家の古老たちの眠る丘。 この丘から尾瀬沼や長蔵小屋などを見守っている。
◆ ヤナギランの丘には花が終わって綿毛を飛ばすヤナギランしか無かったが
丘の正面には晴れ渡った青空の下に、尾瀬沼と長蔵小屋の屋根が光っていた
湿原の左側を大江川が尾瀬沼に向かって流れている
◆ 燧ケ岳のビュースポット (撮影姿勢でカメラの形が想像出来るのも面白い)
--- ここはヤナギランの丘から本道に戻り、少し尾瀬沼方向に歩いた所---
◆ ビュースポットからの「燧ケ岳」 ・・・ 画面右側の丘が「ヤナギランの丘」
◆ 同じ場所、同じ時間でも、カメラと視線の高さが30cm位高くなると・・こんなに違う
◆ まもなく尾瀬ヶ原からの道と合流点・・・2人の人が覗いている川が「大江川」
◆ 大江川を覗くと・・・コイか?(フナかも?) 昔はイワナが見えた・・・と?!
この後、簡単な昼食の後帰路となる。(往路を辿る道)
帰路
Ⅰ. 長蔵小屋~御池
「長蔵小屋」出発(12:20)→沼山峠展望台(13:05)
写真はここで終ります。
沼山峠展望台→沼山峠着(13:20)→シャトルバス発(13:25)→御池(13:40)
Ⅱ. 御池~群馬(出発点)・・・・・車移動
御池発(14:00頃)→檜枝岐→R401→R289→只見(R252)→六十里越え→
小出(R17)→小出IC→関越自動車道→北関東自動車道→伊勢崎IC→帰着(18:50頃)
ドライブデータ
走行距離合計 ・・・・・ 約600km (メータ読み:595.8km)
平均燃費 ・・・・・・・ 22.1km/リットル ( 26.9 リットル/総消費量)
ガソリン単価 ・・・・・・ 160円/リットル 4,304 円
御池・駐車料金 ・・・・ 1,000円/day 1,000 円
高速料金概算計 ・・・・ 4,600円/往復 4,600 円
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共通経費概算合計 9,900 円
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一人当り経費 (1/3人) 3,300 円
+ シャトルバス代 1,040 円/往復
※ シャトルバス代は、飲食費同様各自清算とした
尾瀬もう何年もいってない、東京にいたころ尾瀬の長蔵小屋に知り合いがいたので、
実家に帰るとき尾瀬経由で帰ったりちょくちょく行っていたのだが、ずいぶんご無沙汰です。
この写真みて 行きたくなってきました。
故郷からなら近いし、紅葉の季節なら途中迄でも綺麗な所満載のコースだよね!
晴れていれば、帰りには銀山温泉で温泉の中から越後駒や中ノ岳を眺めるのもオツなものです。