川がよみがえるためには?

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 今日(2015年6月13日)、『川がつくった川、人がつくった川~川がよみがえるためには~』という本をひきふね図書館から借りて読んだ。1995年発行、著者は河川工学等の専門家で新潟大学教授(当時)の大熊孝さん。発行はポプラ社。「10代の教養図書館」というシリーズの一巻だが、「大人」の行政者やダム、堤防等の設計者にも、よく読んでもらいたい内容だ。

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 著者の大熊さんは今でも新潟市に住んでいるらしい。「新潟水辺の会」の会員でもある。読んでいると、あ~この人は相当川好きだなということがわかる。おれも川好きだから。なんたっておれは名字に「河」の字が入っているし。本にはいいことがたくさん書いてある。コンクリートで固められた川が何故だめかとかダムは何故だめかとか。

 しかし、城内の河川改修などの工事はなんであんなにセンス悪いのだろうか。誰が考えたのか。市長さんや議員さん、何とかしてくれ。ライン川の岸はコンクリートを使わずに石を使っているという。テトラポットの特許はフランスの会社が持っていたもので、日本は盛んにこれをつくって特許料を払っていたが、当のフランスではそれを使っていないという、へんてこな状況。さすがセンスのいい国だ、フランスは。ピケティもいるしな。

 本に書いてあったことで、これは是非実現させてみたいと思ったのが、川を自然の形に作り直すという工法。「近自然河川工法」というのだそうだ。コンクリート漬けの川のコンクリートを剥がし、自然な蛇行をつけて瀬や淵をつくったりする工法だ。これはおれが前から思っていたことにどんぴしゃ。あの藤原のザッポリのコンクリートを剥がして昔のように適度に蛇行させて瀬や淵をつくり魚が住めるような状態にする(これなら地元土建屋も仕事ができる)。ついでにそこを売り物にして観光地にする(ゴミは持ち帰ってねということで)。で、そのまたついでに雷電様の水を売る。もちろんこの利益は地元住民が受ける。ただし、センスの悪い商売はなしだ。

 水害にはどう対処するのか、なんていう人がいるかもしれない。いや絶対いるだろうな。ま、それについてはここでは省略だ。災害にはいろいろあるから、そこらへん考えてみたらいいんでないかなとは思う。一つだけ言えば、受け入れるという選択もあるよということだ。ところで、水害や地震、雷などのすべての災害をコントロールしようとするとどうなるだろう。それが上手くいったとしても、だいたいがその状態は批判の対象になるよね。小説や映画によくあるように。『すばらしい新世界』!!だな。

 本書の最後に、河川工学の教科書で言う「川」の定義に対してこう書いてある。「川そのものはたんに水を流すだけの排水路として考えていなかったということです。だから、三面張りコンクリート護岸で川の生物の命を根絶やしにしても、ダムで物質循環を遮断しても、あまり反省する必要がなかったのかもしれません」。

 城内歴史と自然を愛する会というのが幸いあるのだからここら辺を次のテーマにしたらどうかな。

(2015年6月13日午後5時半頃ビールを飲みながら記述)

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コメント(1)

秀一君の意見に俺もまったく同感だね!

城内漫遊記の写真を撮って居た時にも痛感したが、薬師堂から上原・新堀新田に抜ける「仮称・城内通り?」を帰りながら、
道と並行に真っ直ぐなコンクリに固められた小川が流れていたが、
「これでは簡単に鉄砲水の様な災害を生み易いだろう」
また
「地下に吸い込まれずに流れるだけの川は、やがて泉や下原新田の湧水群を枯れさせるだろう」
なんて考えてしまった、もっと言えば「城内の地下水脈迄枯れてしまう」とも言える。

やはり、今の田圃への引水だけしか考えて居ない水路構造は長い目で見れば早急に自然回帰の処置を取るべきだだと思う。
(今のまゝだと、恐らく上原から下流の地下水脈は10~30年以内に干上がるだろう)

災害に強い川は自然回帰構造の中でも配慮できるし、上流の山林での保水対策でも大分違うはず。
【当然、砂防ダムよりも砂防・保水能力の有る植栽構造を基本として・・・】

などなど、色々と考えさせられた。

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このページは、秀一が2015年6月13日 16:26に書いたブログ記事です。

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