城内の桜を追って
今年は例年にない大雪であった。雪消えも遅れて4月下旬に入った。それから一斉に桜が開花した。豪雪のために毎年小さな桜の木は枝や幹が折れる。大きな桜の樹は雪の重みで幹が割れてしまう。桜の木が大木になるには人の手が一杯かかっている。城内を散策すると思いがけない所に長寿の桜や桜並木を見つけることができた。
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1-下出浦の西山の桜: 上村勝義の実家(西山)の裏の西山裾に咲いている。樹の前に小さな池がありその前の畑の中から撮った。近づくと年輪を重ねた吉野桜の大古木で神秘的で何か神が宿ったような感じがした。
まだ樹の上が咲き始めただけであったが下まで咲くと見事である。(H24-4-29)
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2-藤原の雷電様入口のしだれ桜: 地元や近隣の人に愛されている雷電様清水の入口に咲いている。雷電様清水は清酒「八海山」の仕込み水としても使われている。大きな木で脇に地蔵様が建っている。きれいな流れる様なしだれ桜であった。
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3-藤原の共同墓地の桜: 写真手前の古い大きな庚申塔にも趣があった。
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4-藤原の墓地の地蔵様: 墓地中央に地蔵様が建っている。五十沢の石工「太良兵衛」の刻印(カネに▲)がある。本体台座裏に「文政3年辰2月」と彫ってあった。(1820年)今から約200年前です。屋根がないため自然風化が進んでいる。
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5-城内小学校の桜: 少し薄いピンク色の花である。桜の木の下で少年野球の父兄達がバーベーキューの準備をしていた。グランド周りの桜並木はボリューム感があって美しい。
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6-城内小学校入口の二宮金次郎: あらためて見ると懐かしい石像である。昔は何処にあったのか記憶が定かではないが、前の校舎の入り口当たりにあったのかな。
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7-城内中学校玄関前の桜: この桜も大分年輪を重ねたように見える。30年以上は経っている。撮る時に木の上で小さな鳥がやかましく鳴きながら上下に飛んでいた。
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8-城内中学校グランドの桜: グランドは昔の面影はないが、目を瞑ればこの位置になつかしいグランドが思い浮かぶ。あの頃は小・中学生が一緒に使っていたように思うが。
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9-長森の欅苑の桜: 茅葺の大きな古民家の脇に大きな欅がある。古民家の前の庭には多くの美しい桜が咲いていた。
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10-泉の八海山泉ビール苑の桜:美味しい八海山地ビールが飲めるところ。過去に同級会をここで2回は行なった。土手の桜の木との間で桜のトンネルが出来ていた。
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11-泉の八海山泉ビール苑の清水: 昔この川で養魚場から逃げたマスやヤマメを釣った。釣り池でやった家族釣り大会も思い出した。
藤原の桜や墓場の写真掲載、有難う。
それにしても俺たちの子供の頃の、城内の桜と言ったら、下原のしだれ桜に留めを指すと思っていたのだが、今は無いんだよね、多分。
土改後、藤原の共同墓地が作られた時、その少し前に完成していた妙音寺(みょっち)の墓場のように地面をコンクリートで打っていないので、なんとなく「安っぽく」思ったんだが、今となっては下手にコンクリート固めして居なくて良かったな、と思える。
故郷を出て40数年、城内の桜の記憶と言えば学校の桜とあちこちのお寺の境内
などの桜位しか覚えていない。
それにしても、二宮金次郎の銅像は懐かしい、遠い記憶では旧小学校の門が、悟
の家の並びで、門を入って右側にあった様な・・・・?
これからも懐かしい風景や風習・出来事・情報など、楽しみにしています。