0701 スマホ依存症時代
0703 三陸鉄道
今年の4月、三陸鉄道の全線が再開しました。
ご存知のように、ここは東日本大震災で壊滅した路線。
震災のすぐ後、私たちを驚かせたのは、わずか5日間で久慈・陸中野田駅間の運行を再開したことです。
思い出してみて下さい。
震災5日後といえば、日本中がテレビの前でただ呆然としていた。
阿鼻叫喚(あびきょうかん)たるガレキの山・・・
増え続ける死者や行方不明者の数・・・
食糧調達すらままならぬ避難所の実態・・・
連日そんな報道が写し出されていました。
そんな中で、現地ではすでに復興の槌音が響いていたのです。
久慈・野田駅間に続いて、比較的被害の少ない区間は3月末までにはもう、運転を再開しています。
現場作業員の中には、
自分も家を流された。親兄弟が行方不明のまま。あるいは死んでしまった。
などという方も多くいたことでしょう。
これはもう、「何としても、被災地における足を確保せねば」という使命感からだと思います。
このことは被災者を勇気づけました。
また全国の共感を呼んだ。
そして3年間の苦闘の末、全線復旧という快挙をなしとげました。
両線をつなぐJR山田線がまだ不通で、復旧のメドさえ立っていないところをみれば、三陸鉄道がいかに頑張ったかわかります。
しかし、もともと赤字路線。
東北地方の多くがそうであるように(城内もまた、そうですね)高齢化による消滅危惧地域をかかえ、この先さらに乗客減少は進むでしょう。
三陸鉄道の本当の闘いは、これからかもしれませんね。
「いやー、この前の日曜日、やっと念願の北リアス線に乗ってきたよ」
「ローカル線だから、けっこう退屈しただろう」
「退屈なもんか。車中、ズーッと見入りっ放しだった」
「窓の外をか」
「スマホを」
0705 平行線
0707 前世代の方々
葦という字は、ヨシともアシとも読む。
スルメをアタリメと言う。
ナシの実をアリの実と言う。
お開きと言えば、(開会のことでなく)閉会を意味します。
水商売などでは、このように忌み言葉に対して、あえて反対語を使うケースがありますね。
一種のシャレでしょうか。
でも、何でも反対に言えばそれでいいというものでもない。
やはり、わかりやすい、響きがいい、ということも必要のようです。
でないと、シャレにもならない。
ところで、
前世代のジーチャマたちが集合して、こんな政党をつくりました。
0709 再生可能エネルギー
前世代のジーチャマといえば、今年2月の東京都知事選で、こんな光景が見られました。
このおふた方、政治家特有のうさん臭さが消えていて、ちょっぴり痛快でしたね。
0711 やはり森さんだ
変わらないお方もいるようです。
やはり今年の2月。ソチオリンピック時の、このお方の発言。
0715 集団的自衛権
0717 徘徊老人が増えているそうです
0719 朝顔
朝顔の本当の美しさは、夜明け時にあります。
違うんです。青色が生きているんです。
何というか、生命(いのち)の輝きとでもいうか・・・。
みずみずしさが違うんです(絵は下手だけど)。
朝寝坊のあなたは、もしかしたら、朝顔の本当の美しさを知らずにいるんじゃありませんか?
そう言われて、いつも10時過ぎまで寝ている私ですが、今朝は早起きして、朝顔を見ることにしました。
見て、息を飲みました。確かに美しい。それはそれは見事なものでした。
ところが、しばらくするとしぼみだすではありませんか。
0722 夢1
夢というものはたいてい いいところで目が覚める。
田舎の友人から越後の銘酒が届いた。
さて、冷(ひや)で飲もうか、燗(かん)して 飲もか?
せっかくだから、少し手間はかかるけど、燗で飲もう。
ということで、メザシを焼いて、燗をつけて・・・
さて飲もう、と猪口(ちょこ)を口に運んだ その時・・・
目が覚めた。
(チッ、冷で飲んどくんだった )
0724 夢2
夢というものは、いつの間にか対象が変わる。それも本人が全く気付かぬ間に。
魚沼の旅館に泊まった夢を見た。
食膳にカジッカの天ぷらが出た。
「おっ、これはごっつぉだ」
さっそくハシを伸ばしかけて、
待てよ、とハシを止める。
もったいないから、最後に食べよう。
ということで、周りのあまりおいしくないものを先に平らげる。
しかる後に、いよいよカジッカにハシを伸ばす。
すると・・・
(教訓・うまいものは先に食え)
0726 夢3
夢というものは、いつの間にか相手が変わる。それも本人が全く気付かない間に。
50年も前の初恋の夢をみた。
僕はツメえり、彼女はセーラー服。
ニレの木陰でそっと抱きよせた。
彼女は恥ずかしそうに下を向いたまま。
抱きよせて、うしろに回した手の指にちょっとだけ力を入れた。
それに促されるように彼女はひょいと顔をあげた。
すると、唇がちょうど、私の眼前に突き出された形になった。
チャンス!
ブチューっとキッスを・・・。
0729 土用の丑(うし)
今夜はうなぎだというので、とんで帰ってきたら、なんと、おかずはコ-コ3切。
文句を言うと、奥さんいわく、
「焼いているでしょ。お隣さんが」
その匂いで食べろというわけ。
ところが月末、そのお隣さんが請求書を持ってやってきました。
うなぎの匂いの嗅ぎ賃、1回200円で、今月は3回だから600円払えと言う。
もちろん、そんなものは払えません。
匂いの嗅ぎ賃なんて聞いたことがない。
それでなんだかんだ言い争いになったのですが、こんなことでケンカしているのも大人げないと思い、ここは悔しいけれど、
「わかりましたよ。払えばいいんでしょう、払えば」
そういって、いったん奥へ引っ込んで、百円玉を握って出てきました。
「いいですか。ちゃんと聞いていてくださいよ。一枚」
チャリン。
二枚、チャリン。
と一枚ずつ床の上に落としていき、6回チャリンという音を立ててからかき集め、
「はい600円」
と、お隣さんに渡・・・、
いや渡さずにさっさと自分のポケットへ仕舞いました。
「あなた、仕舞っちゃダメですよ。それはこっちへいただきましょう」とお隣さん。
「いま聞いたでしょう。チャリンという音を6回」
「たしかに聞きましたが・・・」
0730 おとなりさん
隣の山本さんは町内一のケチである。
もらうものは何でももらうが、出すものは へも出さない。
しかし現実はそうもいきません。出る時は出ます。
ただ、
0731 日曜大工
「借りてきたんだけど・・・」
「どうした?」
「ここんとこ使わないでくれ ですって」
「クギはそこんとこで打つんじゃないか。なんで使っちゃいけないんだ?」
「減るから」
へ、へ、減るから!
おっどろいたねえ。信じられないねえ。
ケチもケチ、天然記念物級だ。
わかった、もういい!
つっ返してきな。
「でもどうやってクギを打つのさ?」
翌月曜日、会社から帰ってみると
「あなた、あの棚、もう落ちたわよ」
「えっ、ンナばかな。おかしいな」
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