0901 息子の還暦
古希の記念に仲間で温泉に行きました。
「どうしたんです? その真っ赤なサルマタは」
「はい、還暦の祝いにと思いまして」
「還暦ってアナタ・・・確かに還暦に赤いちゃんちゃんこを着るけれど、私たちはもう古希ですよ、古希」
「いや実はここだけの話、あたしゃ10歳のとき、性転換をしているんですよ」
「えーっ! ほんとですか」
「それでまあ、本体は古希だけれども・・・」
※古希=こき70歳 還暦=かんれき60歳
0903 ならんどこ
わたしも、そんなもん(古希)ならんどこ と思っていたんですが、もう2年もするとなってしまいそうです。
0905 なぞなぞ
「あっ、まめちゃん家(ち)のおじいちゃんだ。ねえ、なぞなぞしようよ」
「いいよ。でも わしゃ強いぞ」
「へえー。じゃあ、かけようか? おじいちゃん10円出して、ぼくも出すから」
「かけはよくないよ。でも10円ならまあ遊びのうちだから いいか」
「じゃあ、第1問いくよ。えーと、モグモグ草をかんで、よだれを流して、モーっとなくものなーに」
「うし」
「あたりぃ。おじいちゃん、あたまいいね。10円とられちゃった。じゃあ次。えーと、モグモグ草をかんで、ヒゲとツノがあって、メエーメエーとなくもの、なーに」
「やぎ」
「あたりぃ! おじいちゃん物知りなんだね。またとられちゃった。じゃあ次」
「アー坊、もうやめようよ。このままだと、アー坊のこづかい なくなっちゃうよ」
「じゃあこれっきり。最後だから1000円出して。ぼくもお年玉をとっておいた1000円があるから・・・。いい、いくよ。ヘビみたいにぬるぬる細長くて、食べるとおいしいものなーんだ」
「うな・・・おっとと、あぶねえ、あぶねえ。アー坊、ずるいよ。答えがふたつあるんだろう? うなぎとどじょう。うなぎと答えればどじょうといい、どじょうと答えればうなぎというつもりだろう」
「じゃあふたつ答えていいよ」
「え?」
「どじょうとうなぎ、と答えていいよ。いい、もう一回いくよ。ヘビみたいにぬるぬる細長くて、食べるとおいしいものなーんだ」
「ほんとにいいのか。悪いなあ。じゃあー・・・どじょうとうなぎ!」
「あなご」
20円もらって、1000円とられた。
0907 うたたね
0908 十五夜
0910 こたつ
0912 老々げんか
0913 話のレベル
0914 してみたい女
床屋にて
据え付けのテレビに目をやりながら、お客とマスターの会話。
お客「あの眉に、殺虫剤をシュッとひと吹き・・・してみたいねえ」
マスター「あたしゃ、サッとひと剃り・・・してみたいですよ」
0916 犬好き人間
0918 フリークライミング
0920 黄昏(たそがれ)
暑さ寒さも彼岸まで。
そして・・・・・・
0925 敷きもの
「あら奥様、お買いものザーマスか」
「ええ・・座布団が古くなったので、ちょっと・・・」
「んまー、座布団! もったいないザーマスわよ。敷くものならちゃんと家の中にあるザマしょ。アナタ、何のために熟年離婚もしないでいるの?」
0927 写真むかし
子供のころ、カメラといえば超高級品でした。
持っているのは学校の先生か東京のおじさんくらい。
だから写された経験がない。カメラを向けられるともうテレくさくて・・・。
その瞬間、つい・・・。
0929 写真今
今はもう、小学生はもちろん、老人会でもスマホでパチパチ撮ってます。
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