落し噺-6

 

「いいねえ、もうアンタら自由の身で」

このコーナーは、落語などからネタをぱくり漫画ふうにするという、実に下らないページです。

もしこの下らないページを続けるのであれば（今のところ気持ちは半々ですが）、キャラクターは上図の３人あたりに集約していくのかな？　とも思われます。

左から辻やん、ヒーやん、ゴリやん。

次回から、それぞれを紹介していきます。

　

　

　

1003　ゴリやん

いままでも何度か登場していますね。

これが町内一の悪爺（ワルジー）ことゴリやんです。

モデルはいるの？　

モデルというより、ほとんど実在です。

私が知り合ったんは３０年以上も前ですが、その時すでに、みんなからゴリやんと呼ばれていました。

 

 

　

　

　

そうですねえ――当時の思い出と言えば・・・

行きつけの飲み屋（兼食堂）で飼っていた犬のエサを盗み食いして、現場をオカヤン（その店のおかみさん）に見つかって、出入り禁止を宣告された。

――なんてことがありました。

 

　

　

　

　

　

でも、いまゴリやんに言わせれば、

「あの犬、おれら（客）より　いいもん食っていやがった」

 

 

 

　

　

　

これは現役時代、勤めていた工場のすぐ近くにあった大衆食堂です。

ツケがきいたので、夜は、おれら金のない連中の居酒屋になっていました。

ゴリやんが犬のエサを食べたのは、この店です。

 

 

 

 

 

 

 

 

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

1005　辻やん

現在の辻やんはちょくちょく登場して（左）いますが、右が昔の辻やんです。

少し印象が違いますね。でも同じ下絵を使って、（昔の辻やんから）髪の毛を省いて頬にしわを一本入れば、今の辻やんになります。

それで、

この男、けっこう真面目人間なんです。

ただ、本人が真面目であればあるほど、どこかこっけい。

例えば・・・

 

 

 

　

　

　

飲み屋（ゴリやんが犬のエサを食った）の、常連仲間で草野球チームを作ったことがあります。

ところが、どうしてもメンバーが足らない。

それで、野球の「野の字」も知らない辻やんまでが引っ張り込まれるはめになりました。

　

　

　

 

いよいよ対外試合。

辻やんにとっては、生まれてはじめの打席です。

鼻息も荒く、バッターボックスに立ちました。

 

 

お気づきですか？　もちろん辻やんは大まじめです。

その、あまりといえばあまりにも真面目な顔につられて、ピッチャーは投球モーションに入ります。審判も腰を落とし、判定の構えに入りました。

でも、さすがキャッチャーだけは、気が付いていたようです。

「あのー、もう三つ振りましたけど」

 

「えっ？　あっ」　怒ったねえ、あん時ゃ、審判は。　

グランド中に響く大声で、

もちろん実話です。

　

　

　

1006　抗議

　

　

　

話は横道にそれますが、ちょうどそのころ、ちょっと似たシーンをプロ野球で見た（テレビでだけど）記憶があります。

阪神タイガーズに木戸という選手がいてね。

たしか彼だと思ったんですが、ボール球をストライクと判定された時の話。

 

 

 

いったんベンチへ帰った木戸は、老コーチのかけていた老眼鏡を外してきて、

それを「ほれほれ」と審判に差し出すではありませんか。

最初は何のことかわからず、ポカンとして審判も、ようやくその意味に気がつきました。

「このメガネを貸してやるから、ちゃんと見てよ」という意味ですね。

怒ったねえ、あの時も・・・。

集音マイクを通して、お茶の間まで聞こえる大声で

　

　

　

1007　ヒーやん

ヒーやんは、町内一の物知りで、高い教養と見識をもっています。

物ごとを深く考察し、理論立てて話します。

とまあ、本人はそう思っているんですが、中身は大したこたぁはない。

例えば・・・

ま、この程度。

あるいは・・・

沸いているから湯だろう。それを沸かしてどうするというのだ。

しかるに、これは「水沸かし」と言うべきじゃないか。

 

　

　

　

　

　　

というわけで、ヒーやんの見識や考察が、町内で役に立った――なんてことは、今だかってありません。

 

 

 

 

　

　

　

　

　

　

　

1009 ３ＫＧ悲しき願望

年をとるってえのは　やなもんで、夜オシッコが近くなって　どもならんがね。

願わくば・・・。

　

　

　

1011 インスタントコーヒー

昭和４０年代中ごろだったろうか？

インスタントコーヒーに粉末クリープ（フレッシュでなく）を入れて飲む――なんてことが流行し出したのは。

魔法瓶が登場したのも　このころだったか？　その前だったかな？　

おかげで野外でもコーヒーを味わえるようになった。ドライブやキャンプなんかで。

 

　

　

　

1013　電子レンジ

電子レンジが普及したのは洗濯機や冷蔵庫に比べるとかなり新しい。昭和と平成の堺あたりか？

名前の由来は、新幹線「こだま」の食堂車にこれを搭載する際、国鉄の担当者が適当に決めたのが最初だそうです。

その当時、自炊をしていたヒーやんにとっては大変ありがたいシロモノでした。チンするだけで、暖かいものが一品増えるわけですから。

でも・・・

いつも食べ終わった後、

何かもの足りない食事だったなあ。　

しまった、チンしてたのを忘れていた。

　

　

　

1015　２０００円札

 

　

　

　

　

２０００円札は１９９９年（平成１１年）に小渕恵三首相の肝いりで発行されました。景気回復のためにはどんどん財政出動をしましょう。今のアベノミクスと似た経済対策をした時代でしたね。

 

ヒーやんは当時、アパート生活をしていました。

それで、たまたま手に入った２０００円札を、隣１０３号室のおばさんに見せると、

「入院している父親がもう先がない。この世のみやげにせひ見せたいので、貸してくれ」と言います。それで貸してやったのですが・・・

 

 

　

　

返ってきません。

わけを聞くと、何しろ珍しいものなので、今、アパート中を回覧しているとのことでした。

 

ようやく１週間後、帰ってきました。

裏返すと・・・

　

　

　

1017 証明写真

　

　

　

1019 禁酒

ゴリやんが禁酒したそうです。

それでどんな様子か覗いてみました。

　

　

　

1021 明日から禁酒

 

 

 

そういえば、ヒーやんも禁酒すると言っていたな。

どうなってるのか、ちょっと覗いてみよう。

 

 

 

 

 

あれっ、飲んでやがる。

 

 

それでその翌日、また覗いてみると・・・

あれっ？　まだ飲んでやがる。

 

 

 

 

 

 

　

　

　

なーるほど、

明日からという言葉は、いい言葉だなや。

毎日、そう言っていればいいわけだ。

 

　

　

　　　

　

　

　

1023 釣るバカ見るバカそのまた

　

　

　

1025 ちほう議員

　

　

　

　

1027 文明開化

江戸から明治へ。

ちょんマゲ文化の終えんです。

　

　

　

 

明治になっていろいろ変わりましたが、、ヘアスタイルだけでなく、着るものなんかも、いろいろ戸惑うことが多かったと思います。

例えば、ズボン。

袴（はかま）ならまだそれなりの余裕もあったのだが、ズボンとなるともう、逃げ場がありませんがね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

　

　

　

　

　

　

1029 道徳教育

このたび、安倍さん念願の「道徳を教科に格上げ」すべく答申がなされました。

でも安倍さん、ちょっと待って・・・

その前に、国会の道徳を教科してもらわにゃ、どもならんがね。