川のある風景(下原)
この章は下原です。
城内をヨコに走る国道291号線と、タテに走る県道(城巻橋―八海山)がここで交差しています。
その交差点に対して石万川(こくまんごう)が、斜め袈裟(けさ)状にかかっています。
街道沿3景
北側から見た十字路風景。正面に見えているのは坂戸山。
ですが、これは6,7年前の風景のようです。
十字路の角には、昔からある店屋があり、向こう側にすし屋さんも見えます。
けっこう下原も、はぶりがよかったんだね。
今は店はなくなり、自販機さえ取り払らわれ、ずいぶんすっきりしています。
十字路北
街道筋の旧家
ここを通ると、西(泉)側にある赤い屋根の旧家が、やけに目立ちます。
でももしかしたら、そは下原でなくて泉になるのかもしれません(境界線がわからない)。
でしたら、「下原から見た泉の旧家」ということでカンベンしてもらって、そのまま進めます。
その旧家ですが、昔はこんなふうだったのではないか、というイメージ図にしてみました。
下原橋
十字路を上原方面に曲がると、石万川にかかる下原橋があります。
このまま道に沿って少し上ってみましょう。
右手に双子杉が見えます。山口行きのバスが追い越していきました。
向って左手がお寺、右手が鎮守の森。
昔は両サイドから立木がかぶさって、アーケードのようになっていました。
だから昼間でも暗く、ここを通過するときは(オバケが出そうで)おっかなかった。
西珠院(さいしゅいん)
下原新田に残る管領塚(かんりょうづか)には「もともと五輪の塔が二つあって、その一つを西珠院に移した」そうだが、それがこれかな?
鎮守様(諏訪神社)
鎮守様は、西珠院に対して道を挟んだ反対側で、森の中へ少し入ったところにあります。
アルプス電気城内工場(私が知らない間にでき、知らない間になくなった)があったのは、この裏あたりかな?
社殿
狛犬(こまいぬ)
境内から下原集落が見える
石万川
鎮守横の道を泉中村方面へ。この少し先に石万川にかかる橋がある。
これがその橋
橋を渡ったところ。
ここで右折して土手を川に沿って下ります。
病院(城内診療所)の横あたりを通って
下原橋に出ます。
三夜塔
三夜塔建立記
三夜塔の石は五十沢畦地より出で
大持(だいもち)は文政二年(1819年)、二月二十一日、二十二日(旧暦ならん)
始日は、人足百二十人にて宮村まで引き出したるも
重きため一夜ここに止め、
翌日増人足をなし、凡そ六、七百人にて引きつけたり
このかかり米一二俵一斗3万升、金三両一分
世話人 岡村安右エ門
(『城内資料より』)
トラックバック(0)
トラックバックURL: http://hakkaisan-photo.com/mt-tb.cgi/919
コメントする